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POSTED | 2026.04.16

CATEGORY | 快適睡眠の方法

熟睡できない原因は「蒸れ」にあり。吸湿性が変える50代からの深い眠り

こんにちは!「人生を変える眠りのお店 志なのや」5代目の笹原誠です。

「最近、夜中に何度も目が覚めるんです」

「朝までぐっすり眠れた記憶が、いつからかなくなってきて……」

50代のお客様から、こんなお話をよく伺います。

「年のせいかな」と思っている方が多いのですが、話を詳しく聞いていくと、あるひとつの共通点が見えてくることがあります。

それが、「寝ている間の蒸れ」です。

夜中に目が覚めたとき、なんとなく体が暑い。背中がじんわり汗ばんでいる。寝具がじっとりしている感じがする……。そういった経験、ありませんか?

実はこの「蒸れ」が、50代からの眠りの質を大きく左右している原因のひとつなんです。今日は、その理由と、蒸れを解消するために寝具の「吸湿性」がいかに重要かをお伝えします。


① 50代から「蒸れ」が気になりやすくなる理由

まず、なぜ50代になると蒸れが気になりやすくなるのかをお話しします。

人は眠っている間、体温を調整するために汗をかいています。健康な成人が一晩にかく汗の量は、コップ一杯分ほどといわれています。これ自体は年齢に関わらず起きることで、体が深い眠りに入るための自然な体温調節の働きです。

ところが50代になると、この体温調節のしくみに変化が起きてきます。

ひとつは、自律神経の働きの変化です。自律神経は体温調節を司っています。加齢とともにその働きが不安定になると、体温調節がうまくいかず、必要以上に発汗したり、逆に熱がこもりやすくなったりします。特に女性の場合、更年期のホルモンバランスの変化が自律神経に影響して、のぼせや発汗が起きやすくなることはよく知られていますね。

もうひとつは、深い眠りが取りにくくなることです。50代になると睡眠が全体的に浅くなる傾向があります。浅い眠りの状態では、ちょっとした刺激でも目が覚めやすくなります。蒸れによる不快感は、まさにその「ちょっとした刺激」になってしまうんです。

つまり、50代は「蒸れが起きやすい体」と「蒸れで目が覚めやすい眠り」が重なる時期でもあるわけです。


② 「蒸れ」が眠りの質を下げるしくみ

では、蒸れが具体的にどのように眠りの質を下げるのかを整理しておきましょう。

人が深い眠りに入るとき、体の深部体温は少し下がります。この深部体温の低下が「眠りのスイッチ」になっているんです。体から熱が上手に放散されることで、体温が適切に下がり、深い眠りに入ることができます。

ところが、寝具の中に蒸れが生じると、体のまわりの温度と湿度が上がります。これが体から熱を逃がすのを妨げ、深部体温がうまく下がらなくなります。結果として、深い眠りに入りにくくなるんです。

さらに、蒸れによる不快感は眠りを浅くします。「なんとなく暑い」「じっとりする」という感覚が、無意識のうちに脳を覚醒方向に引っ張ってしまいます。夜中に何度も目が覚めたり、眠りが浅くて朝になっても疲れが取れなかったりする原因のひとつが、ここにあります。

また、蒸れた状態が続くと、寝返りの回数も増えます。不快感から逃げようとして体が動くわけですが、寝返りが多いと眠りのリズムが乱れます。「よく寝返りをうつ」という方の中に、実は蒸れが原因になっているケースが少なくないんです。


③ 「吸湿性」が高い寝具と低い寝具、何がそんなに違うのか

蒸れを解消するカギとなるのが、寝具の「吸湿性」です。

吸湿性とは、素材が湿気(水分)を吸い取る力のことです。でも実は、吸湿性と同じくらい大切なのが「放湿性」、つまり吸った湿気をすばやく外に逃がす力です。この「吸って、すぐ放出する」という両方の機能が揃ってはじめて、蒸れない快適な寝環境が生まれます。

化学繊維を使った寝具は、吸湿性が低いものが多く、そのため汗をかいてもそれを吸い取れず、体のまわりに湿気がとどまってしまいます。一方、吸湿性は高くても放湿性が低い素材は、吸ったまま湿気が寝具の中に残り続けるため、時間が経つとじっとりとした不快感が出てきます。

天然素材、特に羊毛や絹などは、この吸湿と放湿のバランスに優れています。羊毛は特に吸湿放湿性が高く、汗をすばやく吸い取りながら外に逃がしていく力が、化学繊維とは比べものにならないほど高い。だから、羊毛素材の寝具を使うと「汗をかいた感じはあるのに、べたつかない」という独特の快適さが生まれるんです。


④ 「蒸れているかも」と気づくためのチェックポイント

「自分の眠りの悪さが蒸れのせいかどうか、どうやってわかるの?」という方のために、確認のポイントをお伝えします。

✔ 夜中に目が覚めたとき、体が暑い・背中が汗ばんでいる ・・・蒸れが眠りを妨げている可能性が高いです。

✔ 朝起きると、寝具がじっとりしている感じがある ・・・寝具の吸湿放湿が追いついていないサインです。

✔ エアコンをつけているのに、なんとなく蒸れる感じがする ・・・室温は下がっていても、体のまわりの湿気が解消されていない状態です。寝具の素材を見直す必要があります。

✔ 冬でも、夜中に暑くて目が覚めることがある ・・・冬の蒸れは見落とされがちですが、吸湿放湿の低い寝具では季節を問わず起きます。

✔ 今の寝具が化学繊維素材のものである ・・・化学繊維は吸湿放湿性が低い素材が多く、蒸れの原因になりやすいです。

✔ 今の寝具を長年使い続けている ・・・素材が劣化すると、もともとあった吸湿放湿の機能がさらに低下します。

ひとつでも当てはまるものがあった方は、ぜひ寝具の「吸湿性」という視点から今の寝具を見直してみてください。


⑤ 寝具の吸湿性を見直すことで、眠りはどう変わるか

吸湿放湿性の高い寝具に変えると、眠りにどんな変化が起きるのでしょうか。

一番大きな変化は、「夜中に目が覚める回数が減る」ことです。蒸れによる不快感がなくなることで、眠りが深くなり、朝まで続けて眠れるようになる方が多いです。

次に、「朝の目覚めがすっきりする」という変化があります。深い眠りが取れるようになると、疲労回復が進み、朝起きたときの体のだるさが減っていきます。「寝た気がしない」という感覚が改善されるケースがよくあります。

さらに、「寝具のじっとり感がなくなる」ことで、寝るときのストレスそのものが減ります。「また今夜も蒸れるのかな」という無意識のストレスがなくなるだけで、寝床に入るときの感覚がずいぶん変わってきます。

「最近、眠りが浅くなってきた」「夜中に目が覚めることが増えた」と感じている方の多くは、加齢のせいと思っていることが多いのですが、実は寝具の吸湿性を見直すだけで改善できるケースが、本当によくあります。年齢のせいにする前に、ぜひ一度寝具を見直してみてください。


まとめ

50代からの眠りの質の低下、その原因のひとつが「蒸れ」にあることをお伝えしてきました。

●50代は体温調節の変化から、蒸れが起きやすく目が覚めやすい時期

●蒸れは深部体温の低下を妨げ、深い眠りに入りにくくする

●吸湿性だけでなく「放湿性」も揃った素材が、蒸れない寝環境を作る

●化学繊維素材や劣化した寝具は、吸湿放湿性が低く蒸れの原因になりやすい

●吸湿放湿性の高い寝具に変えることで、夜中の目覚めや朝のだるさが改善できることが多い

「眠りが浅くなってきた」「夜中に目が覚めることが増えた」と感じている方、それを年齢のせいと諦める前に、ぜひ一度今お使いの寝具を見直してみてください。

志なのやでは、お客様の眠りのお悩みをお聞きしながら、今の体と生活に合った寝具を一緒に考えることができます。「蒸れで眠れない」「朝までぐっすり眠りたい」という方のご相談、大歓迎です(^^)。

「相談するほどのことかな」なんて思わずに、どうぞお気軽にお声がけください。その一歩が、毎朝の目覚めを変えるきっかけになるかもしれません。

お電話でも、お問い合わせフォームからでも、直接のご来店でも、いつでもお待ちしております!


この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

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