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POSTED | 2026.04.09

CATEGORY | 敷き寝具

「マットレスの「ヘタリ」を感じたら。買い替え前にチェックすべき3つのポイント」

こんにちは!「人生を変える眠りのお店 志なのや」5代目の笹原誠です。

「マットレスがなんかヘタってきた気がするんですよね……」

こんなご相談をいただくことが増えてきました。

使い始めたころと比べて、なんとなく寝心地が変わってきた。朝起きると体がだるい。腰が重い。でも見た目はそれほど変わっていないし、買い替えるほどかどうかもわからない……。

そういうモヤモヤした気持ちで来店してくださるお客様が、本当に多いんです。

今日お伝えしたいのは、「ヘタリを感じたらすぐ買い替えてください」ということではありません。買い替えを検討する前に、まずチェックしていただきたいポイントが3つあります。そこをしっかり確認してから、次のステップを考えていただきたいという提案です。


① マットレスの「ヘタリ」とは、具体的に何が起きているのか

まず、「ヘタリ」というのが実際にどういう状態なのかを整理しておきましょう。

マットレスは毎晩、体重という大きな負荷を受け続けています。スプリング式であれば金属のコイルが、ウレタン素材であれば発泡素材の内部構造が、その負荷によって少しずつ変形していきます。この変形が積み重なった状態が「ヘタリ」です。

ヘタリが起きると、何が問題になるか。大きく2つあります。

ひとつは「体圧分散の機能が低下する」ことです。新品のころは体重をバランスよく受け止めていたマットレスが、ヘタった部分だけ沈み込みすぎるようになります。そこに体重が集中するため、腰や肩など特定の部分への負担が増していきます。

もうひとつは「寝返りがしにくくなる」ことです。凹みにはまり込んだ状態では、体を動かすためにより大きな力が必要になります。寝返りの回数が減ると、血流の滞りや体温調整の乱れが起きやすくなり、眠りの質が下がっていきます。

ただし、「ヘタリを感じる」からといって、マットレス全体が均一に劣化しているわけではありません。だからこそ、買い替えを決める前に確認すべきことがあるんです。


② チェックポイント1「どこが、どのくらいヘタっているか」

最初に確認していただきたいのは、ヘタリの「場所」と「程度」です。

マットレスのヘタリは、均一には起きません。体重が集中しやすい場所、つまり腰やお尻のあたりに最初に現れることがほとんどです。逆に、あまり体重のかからない足元や端の部分は、何年経ってもほぼ新品に近い状態のまま残っていることが多いです。

まずマットレスの上に誰も乗らない状態で、手のひらで全体を押してみてください。腰あたりだけ明らかに柔らかくなっていたり、凹みが戻りにくくなっていたりしませんか?

次に、実際に寝てみてください。腰の部分だけが沈み込んで、肩や足がそれより高い位置にある感覚はありませんか?このような「一部分だけのヘタリ」であれば、マットレス全体の買い替えではなく、別の対処法が有効な場合があります。

一方、マットレス全体がどこを押しても同じようにへたりなく感じる、あるいはもともとの厚みが全体的に薄くなってきた、という状態は、素材そのものの寿命が近づいているサインです。


③ チェックポイント2「何年使っているか、そして使い方はどうだったか」

次に確認していただきたいのは、「使用年数」と「使い方」です。

一般的なスプリングマットレスの耐用年数は8〜10年程度、ウレタン素材のマットレスは素材の密度によりますが5〜10年程度といわれています。この目安を大きく超えているようであれば、見た目や感触に大きな変化がなくても、内部の素材は確実に変化しています。

ただ、年数だけで判断するのも早計です。同じ年数使っていても、使い方によってヘタリ方は大きく変わります。

たとえば、毎日同じ場所だけに寝ていませんか?体重の重い方が同じ場所で毎晩寝続けると、その部分のヘタリは一気に進みます。上下や表裏をローテーションしながら使うことで、ヘタリを分散させて寿命を延ばすことができます。ローテーションができるマットレスをお使いの方は、まだ試していなければぜひ一度試してみてください。

また、マットレスの下の環境も影響します。湿気がこもりやすい環境で使い続けると、素材の劣化が早まることがあります。定期的に立てかけて風を通しているかどうかも、確認してみてください。


④ チェックポイント3「体のどこに、どんな症状が出ているか」

3つ目のチェックポイントは、マットレスではなく「体の側」の確認です。

これが実は、一番正直な情報を教えてくれます。

マットレスのヘタリが体に影響しているとき、体にはこんなサインが出てきます。

✔ 朝起きると腰が重い・痛い・・・腰の部分だけ沈み込んで、背骨のカーブが崩れた状態で長時間過ごしている可能性があります。

✔ 毎朝、決まって同じ部分がこわばっている・・・ヘタった部分に体重が集中して、その部分への負担が続いているサインです。

✔ 夜中に何度も目が覚めるようになった・・・ 寝返りがしにくくなって血流が滞り、眠りが浅くなっている可能性があります。

✔ 寝るときは気持ちいいが、朝になると体がだるい・・・ 横になった直後は沈み込みが心地よく感じられても、長時間その姿勢が続くことで負担が蓄積している状態です。

✔ ホテルや旅行先のベッドで寝ると、体が楽だった・・・ 自宅のマットレスとの差を体が素直に感じているサインです。

こうした体のサインが複数重なっているようであれば、マットレスのヘタリが体に確実に影響している可能性が高いです。逆に、マットレスにヘタリを感じていても体にこうした症状がほとんど出ていない場合は、まだもう少し使える状態かもしれません。


⑤ 「買い替え」の前に、もうひとつ考えていただきたいこと

3つのポイントをチェックしてみて、「やっぱりそろそろ替え時かな」と感じた方に、買い替えを決める前にもうひとつだけお伝えしたいことがあります。

それは、「何を基準に次のマットレスを選ぶか」を、ちゃんと考えていただきたいということです。

「今のマットレスと同じもの」「なんとなくよさそうなもの」「価格が手ごろなもの」という選び方では、また同じ悩みが繰り返される可能性があります。

大切なのは、「今の自分の体に何が合っているか」を起点に選ぶことです。年齢とともに体は変わります。10年前・15年前に選んだマットレスが「良かった」からといって、今の体にも同じものが合うとは限りません。体重の変化、筋力の変化、寝姿勢の変化……これらをふまえたうえで、改めてゼロから考えていただくことが、次の買い替えを長く後悔しないためにとても大切なことなんです。


まとめ

「マットレスのヘタリを感じたら、すぐ買い替え」ではなく、まず3つのポイントを確認してみてください。

●チェック1「どこが、どのくらいヘタっているか」を手と体で確認する

●チェック2「何年使っているか、使い方はどうだったか」を振り返る

●チェック3「体のどこに、どんな症状が出ているか」を正直に見る

この3つを確認することで、「まだ使える」のか「そろそろ替え時」なのかが、かなりはっきり見えてきます。

そして替え時だとわかったときは、「今の体に何が合っているか」を起点に次を選ぶことが、長く快適に使い続けるための一番の近道です。

「自分のマットレス、実際どうなんだろう」と気になった方、ぜひ一度志なのやにいらしてください。お持ちいただいた情報や体のお悩みをお聞きしながら、今の状態を一緒に確認することができます。「買い替えの相談」でも「まだ使えるか確認したい」でも、どちらでもお気軽にどうぞ(^^)。

相談だけでも、もちろん大歓迎です。

お電話でも、お問い合わせフォームからでも、直接のご来店でも、いつでもお待ちしております!


この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

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