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POSTED | 2024.12.24

CATEGORY | 敷き寝具

ベッドの手入れ方法で寿命を延ばすコツ

1. ベッドフレームの清掃と保守

ベッドフレームは、ベッド全体の安定性を保つために重要な保守的な部分です。定期的な清掃を行うことで、フレームの寿命を長く、快適な使用環境を維持できます。

清掃方法

  • 日常的な清掃

・乾燥した布やマイクロファイバークロスを使用し、フレーム表面のホコリや汚れを軽く拭き取ります。

  • 頑固な汚れへの対処

・中性洗剤を先に塗布した布で拭き、その後しっかり乾燥させます。

(一般的な方法です。洗剤の種類に関してはフレームメーカー推奨のものをお使いください。)

  • 湿気対策

・湿度の高い場所に設置している場合、木材のカビや金属部分の錆びを防ぐため、特にこまめな清掃が必要です。

保守のポイント

  • 接続部分の確認

・定期的にネジやボルトを確認し、緩んでいる場合は締め直します。これにより、フレームのガタつきを防ぎます。

  • 脚部分の保護

・フレームの脚にフェルトパッドを貼ることで、床へのダメージを防ぎ、フレーム自体の劣化を軽減します。

2.マットレスとの相互管理

ベッドフレームとマットレスの適切な管理は、それぞれの寿命を延ばし、快適な睡眠環境を維持するために必要なことです。それぞれの役割とケア方法を理解して実践しましょう。

ベッドフレームの通気性と湿気対策

  • すのこ仕様の床板

・通気性が高く湿気がこもりにくい仕様ですが、湿気対策は必要です。

・マットレスを定期的に立てて風通しを良くし、部屋の換気をこまめに行い湿気を逃がしましょう。

ベッドパッドやトッパーの活用

  • 役割と効果

・マットレス本体への汗や汚れの浸透を防ぐ、清潔さを保つ役割があります。

・マットレス表面を直接使用することを防ぐので、寿命を延ばします。

  • メンテナンス

・ベッドパッドやトッパー自体も定期的に洗濯や交換を行い、清潔な状態を維持しましょう。

マットレスのローテーション

  • 定期的なローテーション

36ヶ月ごとに上下反転や180度回転を行い、マットレスへの負担を均等にします。

・両面の使用ができないマットレスの場合は、180度回転だけでも効果的です。

ベッド移動の注意点

  • 正しい移動方法

・ベッドを移動する時は、必ずフレームからマットレスを降ろして別々に移動してください。その際は二人以上で、フレームもマットレスも引きずらずに持ち上げて移動することで、フレームやマットレスの劣化を防ぎます。

3.ベッドフレームの通気性管理

ベッドフレームの通気性を確保することは、フレームやマットレスの寿命を長く、快適な睡眠環境を維持するために非常に重要です。

湿気対策の重要性

  • 湿気はリスクがある

・湿気がこもると、フレーム内部やマットレスの向こうにカビが発生する可能性があります。

・特に梅雨や夏の高湿度の時期には、湿気対策が必要です。

  • 湿気除去の方法

・除湿器やエアコンを活用して湿度をコントロールしましょう。

・こまめに部屋の換気を行い、フレーム周辺の空気を循環させます。

収納スペースの使い方

  • 収納付きベッドの場合

・収納スペースを過剰に詰め込むと、通気性が低下し湿気がこもりやすくなります。

・収納に余裕を持たせ、湿気を吸収しやすいシリカゲルや炭袋を活用するのがおすすめです。

4.ベッドリネンとカバーの管理

ベッドリネン※やマットレスカバーの選択と管理は、ベッドの寿命を長引かせ、快適な睡眠環境を維持するために重要です。

清潔さを守るための基本

  • 洗濯

・カバーや敷きパッドは定期的に洗濯し、清潔な状態を維持します。

・洗濯の頻度を守ることで、ダニや汚れの放置を防ぎます。

  • 高品質なベッドリネンの活用

・トッパーや敷きパッドを使用することで、マットレスやフレームへの汚れや湿気の浸透を防ぎます。

・マットレスの性能を向上させ、長期使用をサポートします。

季節に合わせた素材の選択

・夏場:通気性が高く、速乾性のあるコットンやリネンなどの素材がおすすめ。

・冬場:保温性能に優れたフランネルやウール素材を選ぶと快適です。

・季節ごとの素材選びにより、体温調節がしやすく、マットレスやフレームへのダメージを軽減できます。

メンテナンスのしやすさを考慮

  • 洗濯しやすい素材

・洗濯機で手軽に洗える素材を選ぶことで、日常のお手入れが簡単になります。

  • シワになりにくい加工

・シワになりにくい加工が施されたリネンを選ぶと、見た目の美しさを優先しながら手間を省けます。

 

※ベッドリネン・・・「リネン」は、本来は麻の素材を使った生地のことを指していました。ですが、現在は生地の素材を問わず、ベッドパットや敷きパッド、シーツ・枕カバー・掛け布団カバーなどのベッド周りに使用する布製品の総称として使われています。

5.季節ごとのメンテナンスと点検

ベッドは、季節に応じた適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばし、快適な状態を保つことができます。以下のポイントに基づいてメンテナンスを実施しましょう。

冬場のメンテナンス

  • 対策

・暖房器具による乾燥が木材に影響を与えているかを確認します。

・木材のひび割れや劣化を防ぐため、寝室内は適度な湿度(4060%)を保つようにしましょう。

夏場のメンテナンス

  • 湿気対策

・湿気がフレームやマットレスに与える影響を防ぐため、除湿器を活用します。

・マットレスを立てて風通しの良い場所で乾燥させ、カビの発生を防ぎます。

フレームの点検と調整

  • ネジやボルトの確認

・季節ごとにフレームのネジやボルトが緩んでいないか点検してみます。

・緩みがある場合は締め直し、安定性を確保しましょう。

  • 潤滑油の使用

・必要に応じて、接続部分に潤滑油を使用し、部品の損傷や異音を防ぎます。

(必要のない場合があるので、メーカーに確認をお勧めします。)

まとめ

ベッドの寿命を延ばすためには、日常的な清掃とメンテナンスが必要です。 フレームの定期点検や湿気対策、マットレスとの相互管理、そして適切なリネン類の検討が重要なポイントとなります。 季節ごとの定期的なメンテナンスを行うことで、ベッド全体を長く快適に使用することができます。これらのケアを継続することで、快適な睡眠環境を維持しながら、ベッドの寿命を最大限に延ばすことが可能になります。

 

【あとがき】

今回の記事を読んでくださっている方、あなたは何年ベッドをお使いになっていますか?5年ですか?10年ですか?もしかしたら20年以上お使いの方かもしれません。

毎日使うベッドですが、あっという間に月日が経って、気づけば20年、いや30年同じベッドを使われている方もいらっしゃいます。一度購入すると長期間使う品物です。

ぜひ毎日使うベッドですので、今回の記事を参考に快適に長くお使いください。

 

この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

 

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