「ラテックスマットレス」をプロの布団屋が辛口評価!その眠り心地は?

ベッドスタイルで寝ている人多いですよね。

皆さん知ってるとは思いますが、ベッドって『フレーム』といわれる台の上に『マットレス』を載せてその上で寝るものです。(当たり前だ!!って怒らないで・・・)

 

ですから眠りの質にとって『マットレス』ってとっても重要なんですが、フレームとマットレスはセット販売だと思っている人も多いんです。

 

「寝室に置いた時のイメージを優先して、ベッドフレームのデザインばっかり気になった。」「マットレスのことは、あんまり深く考えなかった。」

「買って使ってみて、寝心地が思っていたのと違った。」

・・・結構こういった話をよく聞きます。

 

セットされていたものをそのまま選んだり、ただ硬ければ良いと思い込んで簡単に決めてしまったり、そんな人が結構います。

 

「世の中にはもっといろいろなマットレスがあるのに」

「なんで大事な部分なのに、多くの人が気を使わないんだろう???」

「なんで自分の体型や寝心地の好みに合ったマットレスを探さないんだろう???」

・・・そんな想いをずっとしていました。

 

ベッドを買われる場所って、やっぱり家具屋さんが一番多いと思います。

その家具屋さんで販売されているベッドマットレスの多くが、鉄の針金をコイル状にしたコイルスプリングのマットレスです。

コイル

針金の太さやコイルの大きさ、それにコイルの配列の具合で身体の沈み方が調整されて、寝ている時の姿勢(寝姿勢)を保ってくれます。

日本製やアメリカ製が主流で、有名ホテルなどのベッドもほとんどと言っていいくらいコイルスプリングのマットレスなので、ベッドというとこのマットレスの馴染みが深いのかなと思います。

 

ただ、よくよく考えてみると『コイルスプリング』って身体を支えているものが、『鉄』=『金属』です。

 

実は、その部分に違和感を感じる人がこの頃多くなってきています。

・硬い

・冷たい

・サビ

・ぎこちない

いろんなイメージを持ってる人がいますが、現実問題でも廃棄する時の分別方法が問題になってきています。(鉄のスプリングと、その周りの繊維などを分けなくちゃいけないのが面倒です)

廃棄マットレス

 

環境や睡眠に関心が深いヨーロッパでは、鉄製のコイルスプリングマットレスは『電磁波』や『磁場』の影響を受け易いといって敬遠する人もいます。

 

日本だと『電磁波』は聞きますが、『磁場』ってまだまだ認識が広まってないですよね。

この磁場、ヨーロッパではこだわる方はとんでもなくこだわって、住宅全体もしくはそれ以前に家を建てる場所自体もこだわって建てるんだそうです。(ん〜凄い!!)

 

日本でもこの頃は健康的な住宅環境にこだわる人が増えてきて、自然素材の住宅が人気を呼んでいます。

そういった人は住宅の中でも特に長い時間過ごす寝室、中でも6〜7時間身体を横たえる寝具に『自然素材のものを使いたい』という考えの人が多くなってきました。

 

そんな人に人気なのが天然のゴムで作った『ラテックスマットレス』です。

ラテックスマットレス

ラテックスマットレスは、睡眠環境意識の高いヨーロッパで最上級品質にランクされるベッドマットレスで、マレーシアのゴム農園で大切に育てられた天然ゴムの樹液を原料に作られています。

作り方をラテックスマットレス販売会社の方から先日説明してもらいました。

天然ゴムの樹液を何層ものフィルターで時間をかけてろ過し、不純物を取り除きます。そして、丁寧にミキシングした後、専用の1台ずつの鋳型(モールド)に流し込み高温の水蒸気で蒸し上げます。

この工程は、ちょうど蒸しパンを作るのとまったく同じ。製造過程においても自然環境へのやさしさを配慮しているのです。

ビラベック/ミルフィマットレスのパンフレットより抜粋

ラテックスマットレスは自然素材ということや製造方法の良さばっかりじゃなく、製品自体の特性もとっても優れているそうです。

 

どんな特性かというと・・・

・『低反発でもない高反発でもない寝心地』

低反発はぐにゅっ〜と柔らかい寝心地ですし、高反発は沈み過ぎないんだけど、製品によっては背中に反発を感じる場合があります。

でも不思議なことにラテックスマットレスは、重いものは重いなりに、軽いものは軽いなりに沈めてくれます。横寝した時を例にすると、出っ張って体重がかかる肩や骨盤の部分は沈めてくれて、くびれている腰の部分も隙き間が空かないようにそこそこの沈まり具合に沈めてくれます。

その結果、背骨が真っすぐな姿勢で寝ることができます。もちろん仰向き寝の時も、肩甲骨やお尻を沈めてくれて腰を具合よく支えてくれるので理想的な身体に負担の少ない姿勢(寝姿勢)で寝ることが出来ます。

寝返りの時は適度な反発力でサポートしてくれるので、寝返りもとっても楽です。材質の化学的な説明は私苦手なんですが、なんとも不思議な『いい塩梅の反発力』が魅力です。

 

・『ふとん屋泣かせの耐久力』

体圧分散性が良くても数年使っただけで重いお尻の部分がヘタってしまっては、理想的な姿勢(寝姿勢)で眠れません。その点ラテックスマットレスは連続80,000回の圧縮試験でも厚さの低下率は1%未満だったそうです。

私はまだ10年使っていないんですが、実験のデータでみると約10年間毎日使ってもヘタらないということです。低反発素材のように室温の変化に影響されて硬さが変わることもないので、四季を通して快適に使ってもらえます。

 

・『優れた抗菌力』

天然ゴムの樹液から作るラテックスマットレスは、高い天然抗菌性能を持っています。

「黄色ブドウ球菌」「肺炎桿菌」「MRSA」などの抗菌性試験でも、すべて基準値以上の優れた天然殺菌効果が証明されているので、カビやダニの心配がほとんどなく、天然素材でも綿ふとんみたいに天日干しの必要がありません。

ラテックス中身

 

・『自然に返る、廃棄が環境にやさしい』

長く使ってから処分する場合でも2〜3年で土に戻りますし、焼却した場合でもダイオキシンを発生させない地球環境にやさしいエコ素材です。

 

と、いいこと盛り沢山です。・・・ですが、

残念ながらいい事ばかりじゃないんです。

デメリットもあります・・・

『へたりにくい』という事は中身が詰まっているんで重いです。日本製のウレタンマットレスに比べると重さはあります。

コイルスプリングのマットレスに比べるとグニャっとするので、持ち運びの時はグニャグニャします。(ただ、ベッドスタイルが基本ですので、設置してしまえば問題は感じないです。)

それと、ラテックスマットレス自体は抗菌作用があるのでカビの心配はほとんど無いのですが、ベッドフレームの床板と接する側生地(マットレスを包んでいる布地)にカビが発生する場合があります。

防止方法として定期的にマットレスを半分ずつ起こしていただくか、湿気とりパットを床板と側生地の間に敷いて使っていただくことをお薦めしています。

 

今回のまとめ

「ベッドマットレスを探している人には、是非一度試してもらいたい寝心地のマットレスです。コイルスプリングとまったく違った寝心地、今話題の『体圧分散』を自然の力でおこなってくれるマットレス、ベッドの新規購入や買い替えをご検討中の方は試す価値有りのマットレスです。」