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POSTED | 2024.09.13

CATEGORY | 敷き寝具

新しいマットレスが欲しいけど、腰痛や肩こりが少しでも改善されるものが欲しいのよ。という方へ

体圧分散性能と適切な硬さの重要性

腰痛や肩こりの改善を目指すマットレス選びにおいて、最も重要な要素の一つが体圧分散性能です。体圧分散性能が高いマットレスは、体重を均等に分散させることで、特定の部位に過度な圧力がかかることを防ぎます。これにより、腰や肩への負担が軽減され、結果として痛みの改善につながる可能性があります。

体圧分散性能に優れたマットレスの代表例として、ポケットコイルマットレスが挙げられます。ポケットコイルマットレスは、個々のコイルが独立して動くため、体の曲線に沿ってきめ細かくサポートすることができます。特に、腰や肩など体重がかかりやすい部分でも適度に沈み込みながら支えてくれるため、自然な寝姿勢を保つことができます。

ウレタンフォームマットレスも、体圧分散性能に優れた選択肢の一つです。特に、高密度のウレタンフォームを使用したマットレスは、体の形状に合わせて適度に沈み込み、体全体を均等にサポートします。最近では、体型に合わせたオーダーメイドのウレタンフォームマットレスも登場しており、個人の体型や睡眠姿勢に合わせて最適な支持力を提供することができます。また別の高品質なウレタンフォームマットレスは、20年以上の長期使用が可能なものもあり、耐久性も優れています。

さらに、体圧分散性能と合わせてマットレスの硬さも、腰痛や肩こりの改善に大きく影響します。一般的に、体重が軽い人や横向きで寝ることが多い人には、やや柔らかめのマットレスが適しています。一方、体重が重い人や仰向けで寝ることが多い人には、やや硬めのマットレスが適しているとされています。

適切な硬さのマットレスは、脊椎のアライメント(配列)を正しく保つことができます。理想的な寝姿勢は、横から見て自然なS字カーブを描いている状態です。このS字カーブを維持することで、脊椎にかかる負担を軽減し、結果として腰痛や肩こりの改善につながる可能性があります。

マットレスの硬さを選ぶ際は、自分の体重と好みの寝姿勢を考慮することが大切です。例えば、体重が60kg未満の人や、主に横向きで寝る人は、やや柔らかめのマットレスを選ぶとよいでしょう。これは、体重が軽い場合や横向きで寝る場合、硬すぎるマットレスだと肩や腰が沈み込まず、脊椎が曲がってしまう可能性があるためです。

一方、体重が80kg以上の人や、主に仰向けで寝る人は、やや硬めのマットレスを選ぶことをおすすめします。体重が重い場合や仰向けで寝る場合、柔らかすぎるマットレスだと体が沈み込みすぎて、腰が落ち込み過ぎた状態になってしまう可能性があります。

最近では、ゾーニング構造を採用したマットレスも人気です。ゾーニング構造とは、体の部位によって硬さや支持力を変えた構造のことを指します。例えば、肩や腰など体重がかかりやすい部分は柔らかく、背中や脚など支持が必要な部分は硬くするなどの工夫がされています。このような構造を持つマットレスを選ぶことで、体全体をバランス良くサポートし、より自然な寝姿勢を保つことができます。

 

素材と構造の選択

腰痛や肩こりの改善を目指すマットレスを選ぶ際、その素材と構造にも注目する必要があります。マットレスの素材や構造は、体圧分散性能や耐久性、通気性など、様々な要素に影響を与えます。ここでは、主要なマットレスの素材と構造について、それぞれの特徴と腰痛・肩こり改善への効果を詳しく見ていきましょう。

まず、スプリングマットレスについて考えてみましょう。スプリングマットレスには主に、ボンネルコイルとポケットコイルの2種類があります。ボンネルコイルは、螺旋状のスプリングを連結した構造で、比較的硬めの寝心地を提供します。耐久性に優れていますが、体圧分散性能はポケットコイルに劣ります。一方、ポケットコイルは個々のコイルが独立して動くため、体の曲線に沿ってきめ細かくサポートすることができます。腰痛や肩こりの改善を目指すなら、ポケットコイルマットレスの方が適しているでしょう。

次に、ウレタンフォームマットレスについて見ていきましょう。ウレタンフォームマットレスは、その密度や硬さによって様々な特性を持ちます。低密度のウレタンフォームは比較的安価ですが、耐久性に課題があります。一方、高密度のウレタンフォームは耐久性に優れ、体圧分散性能も高いです。特に、最近では体型に合わせたオーダーメイドのウレタンフォームマットレスも登場しており、個人の体型や睡眠姿勢に合わせて最適な支持力を提供することができます。これらの高品質なウレタンフォームマットレスは、20年以上の長期使用が可能なものもあり、耐久性も優れています。

ラテックスフォームマットレスも、腰痛や肩こりの改善に効果的な選択肢の一つです。ラテックスは天然ゴムから作られる素材で、適度な弾力性と体圧分散性、耐久性を兼ね備えています。また、抗菌性や通気性にも優れているため、衛生面でも優れた選択肢となります。ラテックスフォームは、体の曲線に沿ってフィットしながらも、適度な反発力を持っているため、寝返りがしやすく、長時間同じ姿勢で寝ることによる腰痛や肩こりのリスクを軽減できる可能性があります。

最近では、これらの素材を組み合わせたハイブリッドマットレスも人気です。例えば、ポケットコイルの上にウレタンフォームやラテックスフォームを重ねた構造のマットレスなどがあります。このようなハイブリド構造により、それぞれの素材の長所を活かしつつ、短所を補完することができます。例えば、ポケットコイルの優れた体圧分散性能と、ウレタンフォームの快適な寝心地を両立させることができます。

マットレスの構造も重要な要素です。例えば、先ほど触れたゾーニング構造を採用したマットレスは、体の部位ごとに適切なサポートを提供します。肩や腰など、体重がかかる部分は柔らかく、背中や脚など、支持が必要な部分は硬くするなどの工夫がされています。これにより、体全体をバランス良くサポートし、より自然な寝姿勢を保つことができます。

通気性を重視した構造も、腰痛や肩こりの改善に間接的に寄与します。通気性の良いマットレスは、湿気や熱を効果的に逃がすことができるため、快適な睡眠環境を維持しやすくなります。例えば、マットレスの側面や表面に通気孔を設けたり、空気を循環させる層を内部に組み込んだりする工夫がされています。快適な睡眠環境は、筋肉の緊張を緩和し、結果として腰痛や肩こりの改善につながる可能性があります。

 

睡眠環境の総合的な改善

腰痛や肩こりの改善を目指す際、マットレスの選択は重要ですが、それだけでなく睡眠環境全体を総合的に改善することが効果的です。快適な睡眠環境は、筋肉の緊張を緩和し、体の回復を促進することで、腰痛や肩こりの改善に寄与します。ここでは、マットレス以外の要素も含めた、総合的な睡眠環境の改善方法について詳しく見ていきましょう。

まず、枕の選択が非常に重要です。適切な高さと硬さの枕を使用することで、首や肩の負担を軽減し、より自然な寝姿勢を保つことができます。枕の高さは、横向きで寝た時に首が真っ直ぐになる高さが理想的です。また、枕の素材も重要で、低反発素材やラテックス、そば殻など、様々な選択肢があります。自分の寝姿勢や好みに合わせて、最適な枕を選びましょう。

寝具類も睡眠の質に大きく影響します。掛け布団や敷きパッドの選択も慎重に行う必要があります。季節に応じて適切な保温性と通気性を持つ寝具を選ぶことで、快適な睡眠温度を維持することができます。また、吸湿性や速乾性に優れた素材を選ぶことで、汗をかいても快適な状態を保ちやすくなります。

寝室の環境整備も重要です。適切な室温と湿度を維持することが、快適な睡眠につながります。一般的に、睡眠に適した室温は1825度、湿度は5060%程度とされています。エアコンや加湿器、除湿器などを適切に使用して、快適な環境を作りましょう。

光環境にも注意を払う必要があります。夜間は可能な限り暗い環境を作ることが、良質な睡眠につながります。遮光カーテンやアイマスクの使用が効果的です。一方で、朝は自然光を積極的に取り入れることで、体内時計をリセットし、生体リズムを整えることができます。

騒音対策も忘れてはいけません。静かな環境を確保することで、深い睡眠を得やすくなります。窓の二重サッシ化や、耳栓の使用などが効果的です。また、ホワイトノイズマシンを使用して、一定の心地よい音を流すことで、外部の騒音を気にならなくすることもできます。

寝室の空気の質も重要です。定期的な換気を行い、新鮮な空気を取り入れることで、快適な睡眠環境を維持できます。また、観葉植物を置くことで、空気の浄化やリラックス効果が期待できます。ただし、花粉アレルギーがある場合は注意が必要です。

モーター音のしない寝室使用向きの空気清浄器を利用することも一つの方法です。

寝室のレイアウトや色彩にも気を配りましょう。できるだけシンプルで落ち着いたデザインにし、リラックスできる空間を作ることが大切です。色彩心理学によると、青や緑などの冷色系の色は心を落ち着かせる効果があるとされています。寝具や壁紙などに、これらの色を取り入れるのも一つの方法です。

 

専門家のアドバイスと個別対応

腰痛や肩こりの改善に適したマットレスを選ぶ際、専門家のアドバイスを受けることが非常に有効です。それぞれの症状や体型、生活習慣は個人によって大きく異なるため、一般的な情報だけでなく、個別の状況に応じたアドバイスが重要になります。ここでは、専門家のアドバイスを受ける際の注意点や、個別対応の重要性について詳しく見ていきましょう。

まず、整形外科医、理学療法士や柔道整復師などの医療専門家に相談することをおすすめします。これらの専門家は、腰痛や肩こりの原因を医学的な観点から分析し、適切な対処法を提案することができます。例えば、腰痛の原因が単なる筋肉の疲労なのか、それとも椎間板ヘルニアなどの疾患によるものなのかを判断し、それぞれの状況に応じたマットレスの選び方をアドバイスしてくれるでしょう。

また、睡眠専門医にも相談する価値があります。睡眠の質と腰痛や肩こりには密接な関係があるため、睡眠の専門家の意見を聞くことで、より包括的な対策を立てることができます。睡眠専門医は、睡眠時の姿勢や睡眠環境全体について詳しいアドバイスを提供してくれるでしょう。

寝具専門店のスタッフも、マットレス選びに関する豊富な知識と経験を持っています。彼らは様々な顧客の声を聞いてきているため、実際の使用感や満足度について具体的なアドバイスを提供してくれる可能性があります。特に、高品質なウレタンフォームマットレスやオーダーメイドマットレスについての情報を得るには、専門店のスタッフに相談するのが効果的です。

専門家に相談する際は、自分の症状や生活習慣について詳しく説明することが重要です。例えば、腰痛や肩こりがいつ頃から始まったのか、どのような状況で痛みが強くなるのか、普段の睡眠時間や寝姿勢、仕事内容なども含めて説明しましょう。これらの情報を基に、専門家はより適切なアドバイスを提供することができます。

また、可能であれば、現在使用しているマットレスの情報(種類、使用年数など)も伝えましょう。これにより、現在のマットレスの問題点を特定し、より適切な改善策を提案してもらえる可能性があります。

専門家のアドバイスを受ける際は、一つの意見だけでなく、複数の専門家の意見を聞くことをおすすめします。それぞれの専門家が異なる視点を持っているため、複数の意見を総合的に判断することで、より適切な選択ができる可能性が高まります。

個別対応の重要性も忘れてはいけません。例えば、体重や体型によって最適なマットレスの硬さや素材が異なります。また、持病がある場合(例:関節リウマチ、線維筋痛症など)は、それぞれの症状に配慮した選択が必要になります。妊婦の場合は、妊娠中の体型の変化に対応できるマットレスを選ぶ必要があるでしょう。

さらに、パートナーと一緒に寝る場合は、お互いのニーズを考慮する必要があります。体重差が大きい場合や、好みの硬さが異なる場合は、それぞれの側で硬さが調整できるマットレスや、中央にバッファーゾーンを設けたマットレスなどを検討するとよいでしょう。

また、予算も重要な考慮事項です。高品質なマットレス、特にオーダーメイドや長期使用可能なタイプは確かに高価ですが、長期的に見れば健康への投資として価値があるかもしれません。例えば、20年使用可能な高品質ウレタンフォームマットレスは、初期投資は大きくても、長期的には経済的な選択肢となる可能性があります。ただし、予算に応じて最適な選択肢を見つけることも可能です。専門家に予算範囲を伝え、その中で最適な選択肢を提案してもらうのも一つの方法です。

専門家のアドバイスと個別対応を組み合わせることで、自分に最適なマットレスを見つける可能性が高まります。ただし、マットレスの選択だけで腰痛や肩こりが完全に改善するわけではありません。適切な運動や姿勢の改善、ストレス管理なども含めた総合的なアプローチが重要です。専門家のアドバイスを参考にしながら、自分の体と向き合い、最適な睡眠環境を作り上げていくことが、腰痛や肩こりの改善への近道となるでしょう。

 

まとめ

腰痛や肩こりの改善を目指すマットレス選びには、多角的なアプローチが必要です。体圧分散性能、適切な硬さと寝姿勢のサポート、素材と構造の選択、睡眠環境の総合的な改善、そして専門家のアドバイスと個別対応が重要な要素となります。

体圧分散性能の高いマットレス(ポケットコイル、高品質ウレタンフォーム、ラテックスなど)を選ぶことで、特定の部位への過度な圧力を軽減できます。適切な硬さは個人の体重や寝姿勢によって異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

マットレスの素材と構造も重要で、ゾーニング構造や通気性の良い設計など、様々な工夫がされています。特に、オーダーメイドや長期使用可能な高品質ウレタンフォームマットレスは、個人の体型や睡眠習慣に合わせた最適なサポートを提供できる可能性があります。

また、マットレス以外の要素(枕、寝具、室温、光環境など)も含めた睡眠環境全体の改善が効果的です。これらの要素を総合的に見直すことで、より快適な睡眠環境を作り出すことができます。

専門家(医療専門家、睡眠専門医、寝具専門店のスタッフなど)のアドバイスを受けることで、より適切な選択ができる可能性が高まります。個人の症状や生活習慣、体型などに応じた個別対応も重要です。

最後に、マットレスの選択だけでなく、日中の姿勢や運動習慣の改善も含めた総合的なアプローチが腰痛や肩こりの改善には不可欠です。時間をかけて自分に最適な睡眠環境を作り上げていくことが、健康的な生活への近道となるでしょう。高品質なマットレスへの投資は、長期的に見れば健康と快適な睡眠のための価値ある選択となる可能性があります。

 

 

この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

 

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