POSTED | 2019.02.25

CATEGORY | 敷き寝具

定年まで頑張ったベッド、耐用年数や買い替え時期が気になる方へ【ベッド買い替え５つのサイン】

定年が近づいてくると、ご自分の体調を気にされる方が大勢いらっしゃいます。そういった方が枕を気にしてご来店くださった時にお聞きすると、「ベッドは結婚の時に用意したものをずっと使っている」といわれる方が結構いらっしゃいます。ベッドは毎日使ってはいるものの、なかなか買い替えようと思うものではありません。ですが、ベッドは一生ものではなく耐用年数もあります。このブログではベッドの買い替え時期のお話をさせていただきます。

人生と供に歩んできたベッド

６５歳を定年の年齢として考えた時、定年が近づいてきた現在を仮に６０歳として、結婚をした年齢を２８歳と仮定して考えると結婚期間は３２年経ったことになります。人生の半分以上をご夫婦で供にされてきたわけですが、その人生をベッドも一緒に供にしてきたわけです。当たり前に使ってきたベッドも、気づけば３０年以上も使ってきたことになるわけです。

ベッドにも寿命はあるのです

３０年以上使うものって、一部の家具（タンスやテーブル）を除けばそうはないですよね。電化製品などはそんなに長く使えないし、お金のかかる車だって３０年同じ車に乗っている人にはあまり会えません。それがお布団、特に敷き寝具といわれるベッドや敷きふとんは一年中毎日使うものなのに、気にしないで使い続けられることが多いのが事実です。ですが当たり前のことですが、品物には耐用年数というものがあります。もちろんベッドにもあります。ベッドは「マットレス」と「ベッドフレーム」という二つのパーツで構成されていますが、特に寝心地に関係するのは「マットレス」の方で、こちらの耐用年数は約１０年といわれています。見た目がきれいで「まだ使えそう」と思われると思いますが、１０年毎日使っていたマットレスは、その中のスプリングが劣化してしなやかさが無くなっていたり、中の素材が潰れていたりします。劣化が特に現れるのが重たいお尻と背中を支えている部分です。マットレスの劣化（ヘタリ）は徐々に進んでいきます。そのせいで使われている方はヘタリに気付かず、その状態が普通だと思って使用しています。詳しくは後程書きますが、その状態で長年睡眠の時間を過ごしていたことで、体に悪い影響を与えていたことが考えられます。

劣化したベッドを使っていることの身体への影響

劣化したベッド、特にマットレスを使っていて一番問題になるのは「正しい寝姿勢」が保てないことです。長年の使用で腰やお尻の部分のスプリングがヘタっているとその部分が必要以上に落ち込んでしまいます。寝姿勢は悪くなり、寝返りもスムーズに打てなくなります。悪い寝姿勢で一晩中眠っている訳ですから腰痛や肩こりが心配されますし、睡眠の質も低下していきます。その影響で高血圧や不眠症、うつ病といったことの発症リスクが懸念されています。

ベッドの買い替え時期のサイン

長い年月をかけて徐々に劣化してきたマットレスを使っていると、体はその状態に慣れてしまっていることが多いです。そんな状態が、ある時から急に具合悪く感じるようになる方が多いです。年齢の影響かもしれませんが、そういった方が大勢おられます。実際にベッドのどんな状態が買い替えのサインなのか、ご自分で出来る簡単な状態チェックの方法をご紹介します。

１．腰の部分が見た感じ凹んでいる。

２．以前より寝心地がやわらかく感じる。

３．寝ている時に寝返りが多い。

４．目覚めがスッキリしない・熟睡感がない。

５．ギシギシと音がする。

以上の５点が代表的な買い替えサインです。また、買い替えサインに係らず、10年以上使っていたら、衛生面からも買い替えを検討されて良い頃だと思います。

新しいベッドを選ぶ時のポイント

昔は「硬い敷き布団」がいいと言われていたので、以前マットレスを購入した時は硬いものを選ばれたかもしれません。ですが、現在は「体形に合っているもの」がいいと言われています。肩甲骨やお尻の出っ張っている部分は沈めてくれて、腰の辺りは隙間が出来ないように支えてくれるものです。それには体型を計測して、その数値に合ったマットレスの寝心地を実際に試してみることがポイントです。新しいマットレスを選ぶ時は、専門知識を持ってきちんと体型の計測の出来るお店に相談することが大切です。長年使ってきたベッドには愛着もあると思います。ですが、現代は人生100年ともいわれていますので、これからの人生のことも考えて買い替えサインが出ていたらマットレスの買い替えをご検討下さい。

まとめ

長年使い続けたベッドには愛着がありますが、睡眠の質は健康に直結する重要な要素です。マットレスの耐用年数は約10年とされており、それを過ぎると体への悪影響が懸念されます。買い替えのサインとして、腰の部分の凹み、寝心地の変化、寝返りの増加、目覚めの悪さ、音の発生などが挙げられます。新しいマットレスを選ぶ際は、「体型に合っているもの」が重要です。個々の体型に合わせて、肩甲骨やお尻の出っ張りを適切に沈め、腰をしっかりサポートするマットレスが理想的です。そのためには、専門知識を持つスタッフによる体型計測と、実際に寝心地を体験することが不可欠です。幸いなことに、当店では豊富な種類のマットレスを取り揃え、お客様の体型に合わせた最適な寝心地を提案しています。専門スタッフが丁寧に体型を計測し、それに基づいて最適なマットレスをお選びいたします。さらに、実際に横になって寝心地を確かめていただくことができますので、安心してお選びいただけます。人生100年時代と言われる今、これからの人生の質を左右する睡眠環境の整備は非常に重要です。当店で最適なマットレスを見つけ、快適な睡眠を手に入れてください。良質な睡眠は、健康で充実した毎日につながります。

この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

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人生を変える眠りのお店志なのや／新潟県上越市下門前９０７－２

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