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POSTED | 2017.05.16

CATEGORY | 掛け寝具

羽毛ふとんのお手入れ相談のお客様

先日の日曜日、14日は「母の日」でした。

皆さん、お母さんや奥さんにプレゼントしましたか?

私は子供と共同で、奥さんとおばあさんにカーネーションをプレゼントしました。

 

毎年母の日のプレゼントは “お花” なんですが、今年はいつもと違うお店にお願いしたら凄く豪華なカーネーションになりました。

 

二人とも喜んでくれて、すごく良かったです。因みに私がお花をお願いしたお店は、「妙高市のさとう生花店」さんです。

お洒落なコンテナがお店になってるお花屋さんです。昨年までの花と比べたら凄くボリュームがアップしたんで、また次回もお願いしようと思います。皆さんにもお薦めします。

 

そんな日曜日でしたが、巷では田植えの最盛期のようでしたね。田んぼを作っている方は大忙しと思います。

 

田植えが終わると、いよいよお布団のお手入れシーズンです。

昔はご家庭で綿入れをしていた家が多かったので、田植えが終わると古くなった布団を出して、打ち直しして戻ってきた玉綿をもう一度布団にする仕立て直しをそれぞれの家でされていました。

 

ご家庭でされないお宅は、うちのような布団屋(昔は綿屋でした)が仕立てて届けていました。

 

今の時代は、だんだんと綿布団のお手入れは減ってきましたが、その代わり羽毛ふとんのお手入れがこの時期から多くなります。

 

先日も30年以上使ったという羽毛ふとんのお手入れ相談に来店くださったお客様がいらっしゃいました。

 

大変値段も高かった布団で、当時は思い切って買われたんだそうです。

それから旦那様がずっと大事に使われていましたが、長年の使用で衿元が変色して、ところどころ羽毛も出てくるようになって困って相談に来られました。

IMG_2870

「衿元が茶色く変色しているのが分かります。」

布団の全体を拝見しながらお話をお聞きすると、羽毛が飛び出てくるのを無くしたいということもそうですが、温かさが物足りなくなってきたこともお悩みでした。

 

羽毛ふとんのお手入れの場合は、先ずは現状の状態を診断して最適なお手入れ方法を提案させていただきます。

 

中身の診断をする前に、どのくらいの割合でダウンが入っているのか、全体に何㎏羽毛が充填されているのか、そういった事を品質表示のラベルで確認します。

 

・ ・ ・ ですが、品質表示のラベルの印字が、既に消えていました。ん〜残念。 。 。 

 

「あああ」

「お客様の名前がラベルの上に書かれていましたので、ぼやかしてあります。」

ダウンが何%入っていたか、全体に何㎏の充填量だったのか分からない状態でしたが、羽毛の診断に取りかかりました。

 

中身の羽毛を専用の診断器で吸い出すと、長年頑張ってきてくれた羽毛が出てきました。

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「写真撮れなかったので、画像はイメージです。」

残念ながら、羽毛は細かなチリ状になっているものがほとんどでした。

 

当店が羽毛ふとんの診断で大事にしている事は、「お客様も一緒に羽毛の状態(傷み具合)を確認する」という事です。

一般の方は、なかなか羽毛ふとんの中身を目にする機会はありませんし、中には中身を確認しないで側生地の上から適当に判断する悪徳業者もいます。

 

側生地の上からだけでは決して羽毛の状態は確認出来ませんし、ましてや足し羽毛の割合を正確に割り出す事は無理です。

 

当店では一緒に実際の羽毛を見て確認するので、お客様も私の説明をスムーズに理解して納得してくださいます。

 

で、今回の羽毛ふとんですが、羽毛の状態から側生地交換だけの仕立て直しでは保温力の低下を元に戻すのは難しいと判断して、足し羽毛をする仕立て直しをご提案しました。

 

新しい側生地も実物を実際に触って選んでいただきます。

選んでいただいた側生地と、足し羽毛の量の説明をしていると、「これだけ長く使ったんだから、新しいのにするかな〜」とひと言。

 

今までがしなやかな側生地を使った羽毛ふとんでしたので、その風合いに近い側生地を選ばれると、そこそこのお値段の側生地になります。それに足し羽毛の料金をプラスすると結構なお値段になりましたので、それなら新しいものをと思われたようです。

 

買う買わないは別にして、折角の機会ですの新しい羽毛ふとんも見ていただく事になりました。

 

ここから羽毛ふとんの紹介が始まったわけですが、今回のブログテーマは「羽毛ふとんのお手入れ相談」ですので紹介内容は割愛させていただきます。

 

結果としては、お客様は新しい羽毛ふとんを買い替えてくださいました。

 

ただ、皆さんが全員そうなるわけでは当然なく、羽毛の傷みの少ないものは仕立て直しで充分よくなりますし、中には丸洗いだけの場合もあります。

今回は使用年数も充分お使いになった年数でしたし、中の羽毛の傷みも大きかったからです。

 

ですが、お持ちいただいた今までお使いの羽毛ふとんも無駄にはしません。志なのやの特別加工で再利用の方法をご提案させていただきました。

 

そろそろ布団のお手入れとお考えの方は、羽毛ふとんわた布団問わずにお気軽にご相談ください。お待ちしています。

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