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POSTED | 2024.10.10

CATEGORY | 枕のこと

枕が合わなくて首が痛いの。自分に合った枕の選び方は?

枕と首の痛みの関係

枕が合わないことによる首の痛みは、多くの人が経験する悩みです。 正しい枕を選ぶことは、快適な睡眠と健康的な生活のために非常に重要です。 枕の役割は、睡眠中に頭と首を正しく支え、自然な姿勢を維持することです。 しかし、自分に合わない枕を使うと、首や肩に負担のかかる負担がかかり、痛みやこりの原因となります。

首の痛みが起きる主な理由は、睡眠中に首の自然なカーブが維持されていないことです。人間の首の骨(頚椎)は、通常暖かいなS字カーブを描いていて、頭の重さを支え、衝撃を吸収する重要な役割を果たしています。正しい枕は、このS字カーブを維持し、首の筋肉や靭帯に長時間の負担がかからないようにサポートします。

枕が高すぎる場合、首が前方に押し出されて、自然なカーブが失われます。これにより、首後ろの筋肉が伸ばされ、前面の筋肉が縮むため、筋肉のバランスが崩れ、痛みやこりの原因となります。反対に、枕が低すぎる場合は、首が後方に反り返り、同様に筋肉のバランスが崩れます。どちらの場合も、長いこの状態が続くと、首や肩の痛み、さらに腰痛に至る可能性もあります。

また、枕の固さも重要な要素です。 硬すぎる枕は、頭や首に局所的に圧力をかけ、血行を妨げる可能性があります。 一方、柔らかすぎる枕は、十分なサポート力を提供できず、首が不自然な角度に曲がってしまう可能性があります。理想的な枕は、頭と首を適度に沈み込みながらも、しっかりとしたサポート力を提供するものです。

さらに、寝る姿勢によっても最適な枕の形状や高さが違います。 仰向けで寝る時と横向きで寝る時では、首と肩の位置関係が異なるため、必要な枕の高さも変わってきます。人は睡眠中に姿勢を変えるために、様々な寝姿勢に対応できる枕を選ぶことが重要です。

枕が合わないことで起こる症状は、首の痛みだけではありません。肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、腕のしびれなど、様々な不快な症状につながる可能性があります。これらの症状が慢性化すると、日中活動にも問題をきたし、生活の質を低下させる原因となります。 正しい枕を選ぶことは、これらの症状を予防し、より健康的な生活を送るための重要な一歩となります。

 

自分に合った枕の選び方

合った枕を選ぶ際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。 まず、枕自体の高さは最も重要な要素の一つです。理想的な枕の高さは、個人の体型や寝る姿勢によって異なりますが、立っている姿勢(立位姿勢)を横たわった時も保持できる高さの枕が理想となります。

枕の素材も重要な選択ポイントです。 主な素材としては、ウレタンフォーム、ラテックス、羽毛、そばがら、パイプなどがあります。 ウレタンフォームは体圧分散性に優れ、首をしっかりと支えます。ラテックスは反発力が高く、耐久性に優れています。 羽毛は柔らかく、寝心地はソフトですが高さの調整がしにくいという特徴があります。 そばがらは通気性が良く、夏場でも快適に使用できますが、砕けやすく虫やカビの心配があります。 パイプは高さ調整がしやすく、洗濯も可能なので現在の枕素材の主流といえます。

枕の形状も欠かすべき要素です。従来の一般的な枕の形状では高さ調整が難しかったのが、首のカーブに合わせた形状の枕や、中央部が凹んだ形状の枕など、様々な形状の枕が開発販売されています。例えば、横向きで寝ることが多い人には、両サイドが高くなっている枕が適している場合があります。また、仰向きと横向きの両方の寝姿勢をとる人には、中央部が低く両サイドが高い形状の枕が適しています。

枕の硬さも重要な要素です。 硬すぎる枕は頭や首に局所的な圧力がかかりますし、柔らかすぎる枕は十分なサポート力を提供できません。適度な沈み込みがあり、かつ首をしっかりと支えてくれるものが理想です。 多くの場合、中程度の硬さが最適ですが、個人の好みや体型によって最適な硬さは異なります。

枕のサイズも考慮する必要があります。一般的に、枕の横の長さは約63cm程度ですが、寝返りを楽々されたい方や、肩幅ががっしりされている方は、長さのあるものを選ぶことが推奨されます。

枕を選ぶ際は、必ず実際に試し寝をすることをおすすめします。 多くの寝具専門店では、試し寝のサービスを提供しています。実際に横たわって、仰向け寝や横向き寝、そして寝返りのしやすさを体感することが重要です。

 

枕の正しい使い方と調整

正しい枕を選んだ後も、その枕を正しく使用し、必要に応じて調整することが重要です。 まず、枕の位置が正しいかどうかを確認しましょう。 仰向きで寝る場合、枕は頭だけでなく、首の後ろの空間も支えるように配置します。 枕の端が肩に触れるくらいの位置が理想的です。 横向きで寝る場合は、枕が肩と頭の高さの差をサポートしているかが重要です。顔の側面と肩の間の空間を適切に支えているように調整します。

枕の向きも重要です。多くの枕には表裏や上下があり、正しい向きで使用することで最適なサポートを得ることができます。また、高さが調整可能な枕の場合は、自分の体型や好みに合わせて正しい高さに調整することが大切です。

枕のお手入れも、長期間快適な状態で使用するために重要です。 枕は定期的に洗濯(洗える枕のみ)し、しっかりと乾燥させて清潔に使用しましょう。

季節や体調の変化に応じて、枕の高さや肌触り感を調整することも大切です。例えば、夏場は汗をかきやすいため、通気性の良い素材の枕カバーを使用したり、肩こりがひどい時には、普段よりも少し高めの枕を使うことで、首や肩の負担を軽減できることがあります。

枕の使用感は、マットレスの状態にも影響を受けます。マットレスが古くなり、へたりが生じている場合、枕だけを調整しても十分な効果が得られないことがあります。定期的に点検し、必要に応じて交換や補修を検討しましょう。

また、枕を使用する際の重要な点ですが、寝る前に、スマートフォンやタブレットを見ながら寝る姿勢は、首に大きな負荷がかかります。就寝前はリラックスした姿勢を心がけ、首や肩に余計な負担をかけないようにしましょう。

 

首の痛みを軽減するための補助的な方法

正しい枕の選択と使用に加えて、首の痛みを軽減するための補助的な方法もいくつか存在します。

まず、就寝前のストレッチや軽い運動が効果的です。 首や肩の筋肉をほぐすことで、睡眠中の筋肉の緊張を軽減することができます。 特に、ゆっくりと首を回す運動や、肩を上下に動かす運動は、首や肩の血行を促進し、こりをやわらげる効果があります。

温熱療法も首の痛みの軽減に効果的です。就寝前にホットパックや温かいタオルを首や肩に当てることで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することができます。冷房の効いた環境で寝る場合は、この方法が有効です。

マッサージも首の痛みを軽減するのに効果的です。自分で行う場合は、首や肩の筋肉を優しく揉みほぐすことで、緊張をゆるめることができます。また、マッサージオイルやクリームを使うことで、より効果的にマッサージを行うことができます。ただし、強すぎるマッサージは逆効果になる可能性があるため、痛みを感じない程度の力加減で行うことが重要です。

姿勢の改善も、首の痛みの軽減に大きく考えます。日中の姿勢が悪いと、それが睡眠時の首の負荷にもつながります。デスクワークが多い場合は、モニターの高さを視点と同様に調整したり、椅子の高さを正しく設定することで、首への負担を軽減することができます。また、スマートフォンなどの使用時も、首を下に曲げすぎないように注意しましょう。

 睡眠環境の整備も重要です。 寝室の温度湿度や、照明などが正しくないと、体が緊張し、首や肩に負担がかかる可能性があります。 一般的に、睡眠に適した室温は1825度、湿度は5060%程度とされています。また、寝室を静かに、騒音を目立たなくすることで、より深い睡眠が得られます。ストレス管理も首の痛みの軽減に役立ちます。ストレスは筋肉の緊張を保ち、首や肩のこりを悪化させる可能性があります。瞑想やディープブリージング(深呼吸)、筋弛緩法などのリラクゼーション技法を寝る前に実践することで、ストレスを軽減し、筋肉の緊張を抑えることができます。

 

枕以外の睡眠環境の整備

首の痛みを軽減し、快適な睡眠を得るために、枕だけでなく、睡眠環境全体を整備することが重要です。正しい睡眠環境は体全体のことを考え、結果として首や肩の緊張を軽減することにつながります。まず、マットレスの状態を確認することが重要です。 正しい枕を使っていても、マットレスが最近になって、自分の体に合っていなかったりすると、十分な効果が得られない可能性があります。マットレスは一般的に10年前後で交換が推奨されていますが、使用状況によってはそれよりも早く劣化することもあります。

また、マットレスの固さも重要です。硬すぎるマットレスは体への負担が大きく、柔らかすぎるマットレスは適切なサポートが得られません。理想的なのは、体のカーブに沿って適度に沈み込みながらも、しっかりサポートして支えてくれるマットレスです。自分の体型や好みに合ったマットレスを選ぶことで、全身のバランスが整い、首への負担も軽減されます。

寝具類も睡眠の質に大きく影響します。 季節に応じて適切な保温性と通気性を持つ寝具を選ぶことで、快適な睡眠温度を維持することができます。また、吸湿性や速乾性に優れた素材を選ぶことで、汗をかいても快適な状態を容易にします。

寝室の環境整備も重要です。適切な室温と湿度を維持することが、快適な睡眠につながります。一般的に、睡眠に適した室温は1825度、湿度は5060%程度とされます。エアコンや加湿器、除湿器などを正しく使用して、快適な環境を作りましょう。 特に、季節の変わり目には注意が必要です。

光環境にも注意を喚起する必要があります。夜間は可能な限り暗い環境を作ることが、良質な睡眠につながります。遮光カーテンや場合によってはアイマスクの使用が効果的です。正しい光環境は、体全体のリラックスを誘い、結果として首や肩の緊張を軽減することにつながります。

騒音対策も忘れてはいけません。静かな環境を確保することで、深い睡眠が得られやすくなります。外部の騒音が気になる場合は、二重サッシの導入や耳栓の使用を検討しましょう。また、ホワイトノイズマシンを使用して、一定の心地よい音を流すことで、外部の騒音を気にしないこともできます。

寝室の空気の質も重要です。 定期的な換気を行い、新鮮な空気を取り入れることで、快適な睡眠環境を維持できます。 また、観葉植物を置くことで、空気の浄化やリラックス効果が期待できます。ただし、花粉アレルギーがある場合は注意が必要です。

寝室のレイアウトや色彩にも気を配りましょう。とにかくシンプルで落ち着いたデザインにし、できるだけリラックスする空間を作ることが大切です。色彩心理学によると、青や緑などの冷色系の色は心を落ち着かせる効果があるとされています。寝具や壁紙などに、これらの色を取り入れるのも一つの方法です。

電子機器の使用にも注意が必要です。スマートフォンやタブレット、パソコンなどから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制し、睡眠に悪影響を与える可能性があります。就寝の12時間前からは、これらの機器の使用を控えるか、ブルーライトカットフィルターを使用するなどの対策を取りましょう。

最後に、就寝前のルーティンを確立することも効果的です。例えば、ぬるめのお風呂に入る、お風呂上りにストレッチをする、読書をする、など自分なりの方法を見つけて、毎晩同じ順序で行うことで、体と心に「もうすぐ睡眠時間だ」という指示を送ることができます。このルーティンは、徐々に体をリラックスさせ、首や肩の緊張をやわらげるのに役立ちます。

これらの睡眠環境を総合的に行うことで、首の痛みを軽減し、より快適な睡眠を得ることができるでしょう。自分に合ったものを見つけるには、時間をかけて試行錯誤する必要があるかもしれませんが、しっかりと取り入れることで、快適な睡眠を得ることができます。

 

まとめ

首の痛みと枕の関係、そして正しい枕の選び方について、以下のポイントが重要です:

  1. 枕と首の痛みの関係:自分に合っていない枕は首の自然なカーブを邪魔し、筋肉のバランスを乱すことで痛みの原因となります。
  2. 合った枕の選択:高さ、素材、形状、硬さ、サイズを考慮し、必ず試してみることが重要です。可能であればオーダーで作ることが理想です。
  3. 枕の正しい使い方と調整:枕の位置や向き、手入れ方法、季節に応じた調整が大切です。
  4. 首の痛みを軽減するための補助的な方法:ストレッチ、温熱療法、マッサージ、姿勢の改善、適度な運動などが効果的です。
  5. 枕以外の睡眠環境の整備:マットレス、寝具、室温、湿度、光環境、騒音対策など、総合的な睡眠環境の改善が重要です。

正しい枕の選択と使用、そして総合的な睡眠環境の整備により、首の痛みを軽減し、より快適な睡眠を得ることができます。自分に合った最適な方法を見つけるには専門家のアドバイスを参考に、継続的な改善が健康的な睡眠と生活につながります。

 

【あとがき】

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

枕が合わなかったりして首が痛いと辛いですよね。ただ、原因が枕なのか?それとも他にあるのか?難しいところではあります。

ただ、もし枕がご自分に合っていないことが原因でしたら、ぜひ枕を変えてみてください。そして、できることならこの機会にオーダーメイドでご自分に合った枕を作ることを検討してみてください。

その訳は、今、巷ではいろんな枕が販売されていますが、既製品の枕が自分に合うかどうかは使ってみないとわからないからです。  さらに、枕が原因で体調や睡眠に影響を感じている人が、既製品の枕を使って満足することって稀なことだからです。

その結果、既製品の枕を買ってみては、自分に合わなくてまた買い替える。その繰り返しをされている方が大勢いらっしゃいます。

そうならない為にも、この記事を読んだことをきっかけにオーダーメイド枕にチャレンジしてみてください。10年間調整無料で末永く対応しますので安心してください。ご連絡お待ちしています!

 

この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

 

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