POSTED | 2019.03.01

CATEGORY | 敷き寝具

朝寝起きの時に腰が重だるい方にチェックして欲しいポイントと対処法

たっぷり睡眠時間はとったのに、朝起きた時に腰が重だるい。こんな寝起きって爽やかじゃないですよね。そんな時にチェックして欲しいポイントとその対処法を睡眠改善アドバイザー目線でアドバイスします。

たっぷり寝たはずなのに寝起きがスッキリしないの嫌ですよね

そもそも寝起きに腰が重だるいって人、50代後半から60代以降の女性に多いんです。なんでそういえるかというと、そういったお悩みの相談でお店に来られる方にその年代の方が多いんです。これといってキツイ仕事や運動をされているわけじゃないのに、腰がスッキリしないそうです。それで、お店に来られた方に話を聞いて気づいたんです。朝の寝起きで腰が重だるい原因！！

寝起きに腰が重だるい原因は実は・・・

お悩みの相談で話を聞いている中で、今使っている寝具の話になってお聞きすると、必ずといっていいほど皆さん「敷きふとんは１０年以上同じの使っています」というようなことを言われます。中には１５年、２０年以上同じ敷きふとんやマットレスを使われている方もいらっしゃいます。実は、この長年使っている敷きふとんやマットレスのヘタリに寝起きの腰の重だるさの原因が隠れているようなんです。長年の使用で腰の部分がヘタっている敷き寝具の上で寝ていると、当然重たいお尻が落ち込みます。すると正しい寝姿勢が取れなくなって、腰に負担がかかった状態になるわけです。睡眠中の寝返りもスムーズに打てなくもなります。腰にストレスがかかった状態で一晩中いるわけですから、朝、寝起きの時に腰が重だるくもなるわけです。

使ってるマットレス（敷きふとん）のチェック方法

敷きふとんやマットレスはいろんな素材で作られたものが販売されています。ですが、どの素材で作っても、だいたい１０年使えば耐用年数です。逆にそれ以上使ってもヘタらないようなものは、睡眠中に使うには硬すぎるといえます。そんな敷き寝具ですが、腰の重だるさでお悩みの方は皆さん１０年以上お使いの方ばかりでした。敷き寝具の状態をお聞きすると皆さんも「そういえばへっこんでるかも」というようなお答えでした。そのヘタリが正しい寝姿勢を邪魔して、寝ている間に腰に負担を掛けることになっていたと考えられます。

そこでチェック方法です。敷きふとんやマットレスのカバーを外して、それ自体でまずは目視で確認してください。この時点でヘタリが確認できたら重症です。目視ではそんなにヘタリが確認できない場合は、次に手で触って確認します。目をつむって手でそっと触ってください、ヘタリがあれば感じるはずです。なんだか当たり前のような事を書いていますが、こうして改めて敷き寝具のヘタリ具合いを確認していただく事が大事なことになります。

マットレス別、ヘタリ対処法

敷き寝具のチェックをして、ヘタリが確認できたら今度は対処の仕方です。これは使われている敷き寝具の種類（素材）によって違ってきます。いくつか代表的なものを紹介します。

素材が「木綿わた」の場合は打ち直しです。これは中に詰めてある綿を解してもう一度布団に仕立て直す方法です。昔は家庭で行われていましたが、今は専門店にお願いする方がほとんどです。

「ウレタン素材」で三つ折りマットレスの場合はローテーションです。これは家庭で行えます。側生地のファスナーを開けて、中のウレタンを取り出します。三ヶ所のウレタンを順送りに入れ替えます。

「スプリングマットレス」の場合は天地返しです。これも家庭で行います。マットレスの上下表裏を順番に使います。

代表的な素材のものを書きましたが、それぞれ対処の仕方が違います。また、素材によっては対処できないものもありますし、ヘタリが進みすぎていて対処できない場合もあります。木綿わた以外は家庭で出来る方法ですが、相談に来られた方はされていない方が殆どでした。

まとめ

毎日使うお布団、特に敷きふとんやマットレスといった敷き寝具は一年を通して使うものです。ただ、そうはいっても毎日の生活の中で使っている事が当たり前になって、意識しないものになっていることが多いものです。

「気付けば10年以上使っている」なんてこともよくある話です。へたっている敷き寝具を使っていることの負担が、毎朝の寝起きの腰の重だるさに現れているのかもしれません。朝、寝起きがスッキリとしないという方は、今すぐお使いの敷きふとんやマットレスのチェックをしてみてください。お役に立てれば幸いです。ありがとうございました。