POSTED | 2025.04.28

CATEGORY | 枕のこと

枕が合わないとどうなる？朝スッキリしない人の共通点とは

はじめに｜「睡眠時間は足りているのに、疲れが取れない…」その原因、もしかして枕かも？

「6時間以上寝ているのに、朝スッキリしない」
「休日にたっぷり寝たのに、体が重い」
そんな経験、ありませんか？

もしかすると、その原因は「枕」にあるかもしれません。

意外と知られていませんが、枕が合っていないだけで、睡眠の質は大きく低下してしまいます。
単なる寝づらさだけではなく、身体の不調や日中のパフォーマンスにも直結するのです。

今回は、枕が合わないとどんな影響が起こるのか、
そして「朝スッキリしない人に共通する隠れた落とし穴」について、寝具のプロの視点で詳しくお伝えします。

読んだ後には、きっとあなたも「今すぐ枕を見直したくなる」はずです。

1．枕が合わないと起こる5つの体の異変

枕が合っていないと、体は寝ている間にさまざまな異常信号を発します。
その代表的なものがこちらです。

(1) 朝起きたときに首・肩が痛い

枕が高すぎる、低すぎると、首と肩に常に無理な力がかかり続けます。
この負担は、寝ている間に少しずつ蓄積し、朝の痛みやこりとなって現れます。

(2) 頭痛・片頭痛が起きやすい

実は、枕の高さが合わないと首の血流や神経に悪影響を及ぼし、
朝方に頭痛を引き起こすリスクが高まることが分かっています。

(3) 腕や手がしびれる

横向き寝で枕が低すぎたり、硬すぎたりすると、腕に圧迫がかかりしびれを起こすことも。
これは「腕だけの問題」ではなく、首や背骨の圧迫が影響しているケースが多いのです。

(4) 寝返りが減る

合わない枕だと、寝返りがスムーズに打てず、無意識に同じ姿勢を続けてしまいます。
寝返りが減ると血流が滞り、腰痛・肩こり・疲労感がさらに悪化する悪循環に。

(5) 夜中に何度も目が覚める

実はこれが最も深刻。
「枕がしっくりこない」という違和感が、無意識レベルで何度も目覚めを引き起こします。
眠りが浅くなり、朝スッキリしない最大の原因になります。

2．朝スッキリしない人に共通する3つの枕の「落とし穴」

枕が合わないことで、ほとんどの方に共通して見られる“隠れた落とし穴”があります。

□ 高さを自己流で選んでいる

「ちょっと低めが好きだから」「ふわふわの方が気持ちいいから」
そんな感覚だけで選んでしまうと、体には合わない場合が多いです。

本来、枕の高さは「体格（肩幅や首の長さ）」や「寝姿勢（仰向き・横向き）」によって決まるもの。
感覚だけでは、どうしてもズレが生まれます。

□ 買った後、一度も調整していない

枕は使い始めた時がゴールではありません。
経年変化（ヘタリや形崩れ）で高さや支え方が変わり続けるため、定期的な見直しが必要です。

特にウレタン素材や中材が偏るタイプは、半年～1年で高さが変わることもあります。

□ 仰向け寝と横向き寝の違いを意識していない

仰向けと横向きでは、枕に求められる高さがまったく違います。
それなのに「万能枕」「どんな寝方にも合う」という商品を選ぶと、
結局どの寝姿勢にも“中途半端”になってしまうのです。

3．驚きの事実｜枕が合っていないと「呼吸の質」まで落ちる？

さらに驚きの話を一つご紹介します。

枕が高すぎたり低すぎたりすると、**気道（喉の通り道）**が圧迫され、
呼吸が浅くなることが近年の研究で分かっています。

呼吸が浅い＝酸素摂取量が減る。
酸素不足は、体の回復力を下げ、脳のリフレッシュもうまくいきません。

つまり──
「枕が合っていない＝寝ていても脳も体も十分に休めていない」状態になってしまうのです。

これは、単なる“首や肩の痛み”どころではない深刻な問題。
だからこそ、枕選びは「快眠」だけでなく「健康維持」に直結する大切なポイントなのです。

4．枕が合っているか今すぐできるセルフチェック

最後に、今日からすぐできるセルフチェック方法をご紹介します。

✅ 仰向けになったとき、顔が自然に天井を向いているか確認しましょう
（※自然な首のカーブを保てているかの簡易チェック方法です）

✅ 横向きになって、首から背中が一直線になっているか？
✅ 頭が沈みすぎたり、持ち上がりすぎたりしていないか？
✅ 仰向けも横向きも、自然に寝返りが打てるか？

このチェックで違和感を感じたら、枕の高さや形状を見直すサインです。

もしセルフチェックが難しいと感じたら、プロに相談するのもひとつの手です。
当店「志なのや」では、体型測定と寝姿勢のチェックをもとに、あなただけに最適な枕をご提案しています。

まとめ｜「枕が合わない」は、体からの重要なサイン

朝スッキリしない、疲れが抜けない、肩や首がつらい──
それは単なる「寝不足」ではなく、「枕が合っていない」ことが原因かもしれません。

✔ 枕の高さ・形状が合っているか見直す
✔ 買った後も定期的にメンテナンスする
✔ 仰向け寝・横向き寝それぞれに合った枕を使う
✔ 呼吸の質まで意識して枕を選ぶ

これらを意識するだけで、朝の目覚めも、日中の体調もきっと変わるはずです。

「自分に合った枕がわからない」
「寝ても疲れが取れない」

そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ「人生を変える眠りのお店 志なのや」へご相談ください。
あなたの快適な睡眠と、健やかな毎日をサポートいたします。

この記事は「睡眠環境・寝具指導士」「睡眠改善インストラクター」「ムートンマイスター」の株式会社志なのや代表取締役・志なのや五代目の笹原誠が書きました。

眠りのお店志なのやでは、オーダーメイド枕やマットレス選びの無料相談会を行っています。事前予約制で約60分ほどのお時間のご予約をいただいています。「枕」や「マットレス」のほか、「蒸れずに清潔な羽毛布団」や「睡眠改善」に関するご相談も承っています。

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