BLOG睡眠改善ブログ
POSTED | 2019.03.15
CATEGORY | 敷き寝具
上越市で木綿わた布団の打ち直しを承っています
古くなった布団をお手入れする「仕立て直し」は、昔は一般的でしたが今は知らない人も多くなりました。仕立て直しをしてくれる店をお探しの方へ書いてみました。
今でも承っています!木綿わたの布団の仕立て直し
「古くなったわた布団、作り替えやってますか?」時折そういった電話をいただきます。木綿わたの布団をお手入れしたくて、仕立て直しをしてくれる店をお探しの電話です。既製品の布団を販売するお店はあっても、木綿わたの布団の仕立て直しを行なっている店は随分減りました。ですがご安心ください!志なのやは木綿わた布団の仕立て直しも承っています。
木綿わたの布団の最適な仕立て直し年数
そもそも布団をお手入れして使う事って、昔は一般的に知られていましたが現在は知らない人も多くなりました。ちょっと説明すると、布団に詰められている木綿わたは使っている間に潰れてきます。それを機械を使ってほぐす事を「打ち直し」、そしてその綿をもう一度布団にする事を「仕立て直し」といいます。(※「打ち直し」も「仕立て直し」も布団を作り替えるという意味で使われる方もいらっしゃいます。)

「打ち直しの工程。機械にかけて古くなった布団を解します。」
木綿わたの布団を使う事が当たり前だった昔の人は、その経験から仕立て直しのサイクルは「敷き布団は3年・掛け布団は5年」で行なっていました。
仕立て直しをしないと体重や寝汗の影響で、布団の中の綿が締まってしまう事を知ってられたんですね。ペッチャンコな布団を見た事があると思いますが、そうなると天日に干してもフンワカしなくなります。木綿わたの布団を気持ち良く使うには、定期的に布団の中の綿を取り出して解す作業(打ち直し)が必要なのです。
気をつけて下さい!打ち直し出来る綿と出来ないわた
仕立て直しのサイクル、いかがですか?守っていますか?
もう一つ知っていて欲しい事があります。それは布団に詰められている綿の種類によって、仕立て直し出来るものと出来ないものがあるんです。
化繊綿と呼ばれる「ポリエステル」を原料にしたものと、毛綿(けわた=反毛綿とも言います)と呼ばれる毛布やカーペットなどの羊毛製品や綿製品をリサイクルして綿にしたものです。
両方とも志なのやでは仕立て直しを承っていません。正確にいうと化繊綿も毛綿も打ち直しが可能ですし、もう一度仕立て直して布団にする事も可能です。ですが、承っていないのには理由があります。
化繊綿をお引き受けしていない理由は、そもそも吸湿性の劣る素材なので、布団の詰め物として使用するには適していないと思うからです。木綿わたに比べると軽く仕上がるので、重宝された時代もありましたが吸湿放湿性に劣るのでお引き受けしていません。(一部アレルギーのある方の場合は、ご相談に乗らせていただいています。)
もう一つの毛綿は、コストを抑えて作る安価な商品の詰め物として使われる事がほとんどのものです。ですので、仕立て直しの手間をかけて職人が布団に仕立てると、最初に買われた時よりも高くなってしまいます。新品の時よりもお手入れの方が高くなるって、変な感じですので承っていません。

「分かりづらいですが、真ん中の白い部分が化繊綿です。嵩増しのために使われています。」
仕立て直しをお薦めしてない化繊綿と毛綿、慣れれば判別も簡単です。ですが、なかなか綿自体を見た事がない方が判別するのは難しいと思います。そんな時は志なのやにご相談いただけば診断させていただきますので、お気軽にご連絡下さい。
木綿わたも天然素材、永久使用は出来ません
木綿わたは打ち直しや仕立て直しを行えば、ずっと使えると思っておられる方もいらっしゃいますが、残念ながらそれは違います。
打ち直しの工程では布団の形状になっているものを、綿の形状に戻すために機械にかけて解します。(※説明が長くなるのでザックリ書いてます。)その時に綿の繊維が少なからず切れてしまいます。また、布団をしまっておくだけでも湿気などで劣化は進んでいきます。年数の経過や仕立て直しを繰り返した回数で木綿わたも劣化していく事を覚えておいてください。
昔の人は綿を貴重なものとして大事にしていたので、出来るだけ長く使おうと新しい綿を足して使っていました。現在はそこまで大事にされていないのが現実です。押入れに入れっぱなしだったものを、数年振り(中には数十年振り)に出してみたら湿気でカビていて使い物にならなかったというのも、良くある話です。
まとめ
木綿わた布団の仕立て直しのご用件で電話をくださる方も、普段使い用が3割、押入れの整理の方が7割ってくらい、毎日の生活で木綿わたの布団を使われている方は少なくなったように感じます。
羽毛布団や体圧分散マットレスに比べると、機能面やお手入れ面で敬遠されがちになっています。ですが、天日干しした後の、あのお日様の匂いとポカポカした寝心地は不思議と幸せな気持ちにさせてくれます。
志なのやでは熟練の綿入れ職人が一枚一枚心を込めて手作りで布団を仕上げています。
上越市・妙高市・糸魚川市・柏崎市などでしたら伺って、布団の状態診断を無料で行なっています。木綿わたの打ち直し、仕立て直しのご用がありましたら、お気軽にご連絡ください。お電話お待ちしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。お役に立てれば幸いです。
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