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POSTED | 2013.05.29

CATEGORY | 掛け寝具

羽毛ふとん仕立て直し/リフォームのポイント!?

日々の商いで感じた事やお伝えした方がいいと思ったことを、ブログにアップしようと思っていますのでどうしても今の時期は羽毛ふとんの仕立て直し/リフォーム関係の話になってしまいます。

 

昨日、羽毛ふとんの仕立て直しのご相談でお伺いしたお客様のお宅でのお話です。

お使いの羽毛ふとんは、シングルサイズ/使用年数15年以上/内容表示のラベルは印字が消えている/側生地は所々裂けている/第一印象的にカサ高がないペチャンとした状態。といったお布団でした。

 

お店でしたら専用の羽毛診断機で診断致しますが、お伺いした場合でも羽毛を取り出してお客様の目の前で診断致します。

お布団から中身(羽毛)を取り出して状態を確認しますが、第一印象の通り長年の使用で羽毛がちぎれているものが殆どの状態でした。

ここでお客様と仕立て直し後のお布団の使い道について一緒に考えさせていただきます。

仕立て直し方法をご提案する前にお聞きするポイントがあります。それは・・・

 

どなたが使う予定のお布団なのか?旦那さんや奥さんが使うのか?子供さんやお孫さんか?それともお客様用のおふとんにするのか・・・

 

なんでお使いになる方までお聞きするのかというと、それによってご提案する側生地が変わったり、補充する羽毛が変わったりするからです。もちろん値段も変わってきます。

 

当然、仕立て直しに考えているご予算もあると思うのですが、今まで側生地のしなやかなお布団をお使いになっていた旦那さんや奥さんが、あまりしなやかでない側生地で仕立て直しを行うと生地のゴワゴワした感じが気になったりします。(表現が大袈裟ですが、当店の一番安価な側生地はそんなにゴワゴワしていませんのでご安心を!)

また一度ちぎれてしまった羽毛(ダウン)は、仕立て直しをしても元に戻るわけではありませんので、保温力を戻すには新しい羽毛の入れ替え(古い羽毛を何割か取り除いて、新しい羽毛をその分補充する工程)が必要になります。

旦那さんや奥さんがお使いになるのでしたら、やわらかい側生地がいいでしょうし、せっかくですので保温力を戻す為に羽毛の入れ替えもされる方がもちろんいいです。

反面、お孫さんや学生さんが使う場合や年に一回くらい使う程度のお客様用でしたら、側生地が新しくなる程度で充分ということもあります。(子供さんは代謝がいいので、まずは側生地を取り替える事を優先した仕立てです)

 

今回のチラシで掲載しました、洗浄/選別をおこない大特価の側生地に入れ替える目玉仕立ての場合、シングルサイズで19,800円で行います。(若干のサービス羽毛の補充はさせていただいています)

 

今回のお客様の場合お話をお聞きすると、お使いになるのは奥様、とっても愛着があるのでどうしてもこの布団を使いたい、保温力はある程度戻したい、側生地は今までがしなやかだったのでこれからもしなやかな方がいい。といったご要望をお聞きして、それならばとご提案させていただきましたのが、側生地は超長綿・補充羽毛にホワイトマザーグースダウンを3割入れさせていただく仕立て直しの方法でした。

お仕立て上がってシングルサイズで59,800円のお値段です。

メーカーに外注でお願いすると70,000円を超える仕立て直しの内容です。

 

正直、仕立て直しで6万円近く掛けて頂けるのであれば、新しいものを買い替えられては如何ですか?とご提案もしましたが、愛着が勝ってお仕立て直しに落ち着きました。

 

長々と長文になってしまいましたが、タイトルの仕立て直し/リフォームのポイントは、お手入れ後に誰がどのように使うかです。それによって、仕立て直しの内容も値段も違ってくるということです。

その点を仕立て直しを出されるお店と、よく相談されてお決めになる事をお薦め致します。

羽毛の吹き込みを自社の工場で行っています。 *画像は若かりし頃のものです(^^)

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