ウレタン素材の敷き布団、劣化の状態を比べてみました。

スポーツ選手とかが宣伝してて話題の敷き布団(マットレス)知ってますか?

「エアー/AiR®」とか「ムアツふとん」といった商品が有名です。

「腰にいい」とか「寝姿勢がよく眠れる」とか「体重を分散してくれる」とかいう宣伝文句で販売されています。

うちのお店でも人気で、健康を気にされる年配の方から、新しく家庭をもたれる新婚さんまで幅広い年代の方が購入されています。

 

そういった商品は材料に「ウレタン素材」を使って作られています。

 

沢山のメーカーからいろいろな商品が発売されていて、寝心地や価格も様々ですが、皆さん買われる時に気にされることの一つに「どのくらい使えるのか?」といった耐久性を心配されます。

 

うちのような販売店も、メーカーからは大体の使用年数の説明は受けます。

でも、使う人の寝汗や寝返りの状態で劣化の進行は違うので、一概に「◯年使用出来ます!」とハッキリと言い切れないのが本当のところです。

 

そこで今回、同じような体型の方が同じくらいの期間使用した布団が揃ったので、気になる長く使った後の劣化の具合を比べてみました。

今後の商品選びの参考にしてもらえたらと思います。

使用後の劣化の状態を比べた商品はこれ!

①買い替え後の処分を頼まれた、お手頃価格の三つ折りマットレス

お手頃マットレス使用者・女性/使用年数・約8年/販売価格・不明(大体2〜3万円くらい?)

②以前当店でお買上げいただいた、整圧敷きふとん®

整圧敷きふとん使用者・女性/使用年数・約9年/販売価格・当時98,000円+税

※両方の女性ともBMI値は18.0くらいの細身の方。

※①は他店購入品のため、メーカー名と品名は非公開としました。

※②は当店で以前購入いただいた、西川産業製の整圧敷きふとん®125N(ニュートン)です。

 

①の商品の劣化の具合は?

側生地のファスナーを開けて、ウレタンの状態をチェック!!

安価なマットレスの中1

中身は不織布に包まれていました。

黄色の凸凹部分がうっすら見えます。

黄色い部分がウレタン素材のようですが、間に白い部分が?

何か別の素材がサンドイッチ状態になっているようです。

安価なマットレスの中2

不織布を切ってみると・・・なんと発泡スチロール? ? ? が挟んでありました。

なんで発泡スチロールが挟んであるのか?

カサ増しなのか? 軽量化のためか? 目的は分かりませんが、吸湿性のない発泡スチロールを挟んでいるのは、寝汗対策の面からも問題です。

安価なマットレスの中3

サンドイッチ部分のアップです。

これじゃぁ蒸れますよね〜 不思議な商品です。

安価なマットレスの中接着部分

ん〜接着面も大雑把に接着剤を塗った感じがアリアリで、既に接着は剥がれていました。

 

で、ここからが問題の使用面(身体を支えてる部分)の劣化の状態確認です。↓

安価なマットレスの中4

三つ折りマットレスの真ん中部分(腰が当たる部分)の状態です。

 

分かります?!凸凹が潰れています!!!

 

潰れていない凸凹部分の状態がこちら↓

まだ凸凹がある状態

腰が当たっていた部分の状態がこちら↓

潰れている凸凹状態

若干凸凹が分かる状態です。

ここまで劣化が進んでいると、体圧分散性は無くなっていると言えます。

使い始めてから何年くらいでこのような状態になったのかは分かりませんが、長年の使用には向かないウレタンを使った商品だと思います。

黄色のウレタン部分だけではまったく耐久性がないので、発泡スチロールを芯にサンドイッチしてペッタンコになるのを防いでいるんだと思います。

 

②の商品の劣化の具合は?

ヘタリ具合を確認の為にお持ちくださった整圧敷きふとん®です。

整圧敷きふとん

早速、一番体重がかかる真ん中部分を開けてみました。

整圧真ん中部分

見たとこは凸凹もしっかりしている状態のようです。

整圧真ん中アップ

見ただけでは劣化の具合は分からないので、専用のテスターで凸凹の状態を確認します。

整圧テスター

目盛りの部分をアップでみると・ ・ ・ ?

テスターのアップ

ん〜ギリギリセーフとギリギリアウトの微妙なところです。

まだ使えるといえば使えますし、10年近く使っているので買い替えてもいい頃といえばいい頃です。

ただ、実際に横になって寝た場合の体感は人それぞれです。

これくらいのヘタリ具合を全く気にしない人もいれば、微妙なヘタリ具合を敏感に感じる人もいます。

それぞれの感じ具合によって、使用できる年数は違ってきます。

ただ、ウレタン素材だけで作られていて、体圧分散や湿度調節のためのカットがこれだけされていてもキチンと形状が保たれているという事は、耐久性が高い製品といえます。

今回のまとめ

今回はたまたま、同じ性別(女性)/同じような体格/同じような使用年数、と条件が揃ったので比較してみました。(性別や体格が違えばまた違った結果になったと思います。)

今回の比較で分かった事は・ ・ ・

  • ウレタンという素材もメーカーによって品質はそれぞれ違う。
  • 価格が安い商品はウレタンの密度が低いものを使っている可能性があるので、その場合耐久年数は短くなる。
  • ウレタン素材の敷き布団(マットレス)でも、異なる材質が一緒に使われている場合は、湿度対策などを確認する事が大切。
  • 価格が高くなれば、それに見合って耐久性は高くなる。
  • 微妙な劣化(ヘタリ)が気になる人は、その場合の劣化対策が可能か購入前の確認がお薦め。

お手頃価格の品を2〜3年で買い替えて使うのか、それなりの価格の品をお手入れをして長く使うのか、考え方は人それぞれです。

ですが、敷き布団やマットレスは一年中使うものですので、購入される場合には必ず自分の体型に合ったものを選ぶ事を第一にお考えください。

お店に足を運ぶ事は面倒かもしれませんが、実際に横になって寝比べてみて体感する事が重要です。

「いい眠りしてますか?」楽眠ブログを読んでいただき、ありがとうございました。